『先見経済』  
    次代の成熟社会を支える スマート・エイジング・カンパニーの挑戦
             

 

第4回 カーブスジャパン 30分フィットネス

 
 

2010年5月1日号 先見経済

 
 

元気な中高年向けから介護予防策へ
(株)カーブスジャパンが展開する三〇分フィットネス「カーブス」の日本での店舗数がこの四月で八〇〇店舗を超えた。〇五年七月の第一号店開店から四年九カ月での八〇〇店舗達成は米国本家をも凌駕する成長速度だ。会員数も二八万人を超え、今や中高年女性を対象とする団塊・シニアビジネスの成功事例と言ってよい。

当初、筆者が日本で初めてカーブスを紹介した時は、米国で元気な中高年女性向けにヒットしている新しい形態のフィットネスという位置づけだった。

日本導入後もこの位置づけは基本的に変わらないものの、米国にない日本独自の付加価値が生まれた。それは、地方自治体が実施している介護予防事業の受け皿としての役割である。

厚労省によれば、日本で介護保険を利用している人は〇八年現在で四五五万人に達する(図)。この数値は九五年に当時の厚生省で予測された一〇年の要介護人口三九〇万人を遥かに超えている。介護保険制度を始めたら、予測以上の高齢者が介護保険の適用を申請してきたのである。このうち、〇六年までに最も増加したのは要介護度1と認定された軽度の要介護者であった。これを受けて、厚労省は〇六年の介護保険制度改定において、軽度の要介護者が介護を受けなくて済むように、介護予防を重視する方向へ転換したのである。



 

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