『先見経済』  
    団塊・シニア市場のゆくえ
             

 

「シニア」一つとっても国によって意味合いが異なる

 
 

2009年4月1日号 先見経済

第28回 時代、国によって違う年配者の呼び方あれこれ
 

中高年を対象とする市場を語る時に、どういう言葉が相応しいのかわからない、 という質問を時々受ける。

これまでに登場したもので比較的よく使用される言葉は、シルバー、シニア、エルダー、サードエイジ、熟年などである。最近では、40歳前後の女性をアラフォー(around 40 の略)と表現するのに倣ってアラフィフ、アラカンなどの言葉も登場している。アラフィフはaround 50 の略、アラカンはaround還暦、つまり60歳前後の人のことをいうらしい。

日本では80年代から90年代まではシルバービジネス、シルバー市場、などシルバーを使う言葉が多かった。だが、このシルバーには、かつてのシルバーシートやシルバーコロンビア計画のように、年長者を社会的弱者とみなす年齢差別的な意味合いが強かった。

ちなみに、シルバービジネスのような言葉は和製英語で以前は日本以外では中高年市場の言葉としては使われなかった。しかし、日本であまり使用されなくなったのと対照的に日本以外で最近使われるようになっている。昨年私がシンガポール政府に招かれて講演した際のシンポジウムのタイトルが「Turning Silver into Gold」といった具合。ビジネスチャンスとして強調する場合、使いやすいのであろう。




 

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