『先見経済』  
    団塊・シニア市場のゆくえ
             

 

有意義な異文化体験ができる「ホーム・エクスチェンジ」の可能性

 
 

2008年6月1日号 先見経済

第18回 「駆け足」観光旅行に飽きたシニア層に何を提供するか
 

米国や欧州には、希望の休暇期間と行き先が一致した人同士が互いの家を交換しあうという「ホーム・エクスチェンジ」というサービスがある。旅行する際に、自分の滞在予定地に住んでいる人が、同じ日程で自分の居住地への旅行を計画していることで成立する。2006年に公開されて大ヒットしたキャメロン・ディアス(ソフトバンク携帯電話のコマーシャルでも有名)主演の映画『ホリデイ』は、ホーム・エクスチェンジを題材にした映画である。

サービス利用には、まず会員登録が必要だ。次に所定の会費を支払う。『ホリデイ』で使われたHome Exchange.comの場合、自分の家情報1件をリストに掲載するための会費は、1年契約で、99.95ドル。同じ条件で2年契約すると140ドルと割引価格となる。また、家情報を追加する場合、1件につき50ドルの追加。同じ条件で2年契約だと75ドルの追加となる。

(中略)

この例は、外国人をホストとして受け入れることで、単に海外旅行に行くだけではない、中身の濃い異文化体験ができることを示したものだ。ホーム・エクスチェンジは、短期間の駆け足観光旅行に飽きたシニア層にとって、海外長期滞在を安くあげる方法としてのみならず、有意義な異文化体験ができる新しいサービスとなる可能性がある。



 

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