『先見経済』  
    団塊・シニア市場のゆくえ
             

 

自分の「目標・使命」を考える「きっかけ」を提供する

 
 

2007年5月1日号 先見経済

第5回 「パーソナル・ミッション」を支援する
 

定年退職を迎える団塊世代を対象に、多くのキャンペーンがなされている。地方自治体による「地方移住・二地域居住キャンペーン」、あるいは、旅行代理店などによる「ロングステイ・キャンペーン」がその一例だ。

だが、こうしたキャンペーンの多くは苦戦している。その理由は、これらの多くが、移住やロングステイを促進したい自治体や旅行代理店側の「供給者の論理」だけでなされているためだ。

(中略)

移住を考えている団塊世代にとって価値が高いのは、表面的なキャッチコピーだけの小奇麗なパンフレットではない。実際に住んだ人の「生活者の視点」での評価であり、そこでの生活の「リアリティー」が伝わってくる<生きた言葉>なのである。

(中略)

しかし、もっと大きな阻害要因は、「何のために」異国に長期滞在するのかという<目的の欠如>である。旅行代理店などが提案するロングステイは、国内・海外を問わず、「長期滞在自体」を目的にしている。 だが、前述のとおり、長期滞在は実は手段である。むしろ、参加者個人にとって、何のために長期滞在するのかの「明確な目的と目標」こそが必要なのだ。筆者はこれを「パーソナル・ミッション」と呼んでいる。

(中略)

商品提供側に必要なのは、参加者の「パーソナル・ミッション」を支援するプログラムを開発することだ。



 

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