『不動産経済』
      一歩先行くシニアビジネスのヒント

 

「ホーム・エクスチェンジ」という新しい旅の形

 
 

2010年10月20日号 第5回

村田裕之
 

米国や欧州には、希望の休暇期間と行き先が一致した人どうしが互いの家を交換し合うという「ホーム・エクスチェンジ」というサービスがある。

旅行する際に、自分の滞在予定地に住んでいる人が、同じ日程で自分の居住地への旅行を計画していることで成立する。2006年に公開されて大ヒットしたキャメロン・ディアス(ソフトバンク携帯電話のコマーシャルでも有名)主演の映画『ホリデイ』は、ホーム・エクスチェンジを題材にした映画である。

(中略)

ホーム・エクスチェンジ利用者のメリットは大きく二つある。第一に、利用者が旅行にかかる費用を節約できること。実際、利用者の29%が500ドルから1000ドル、36%が1000ドルから2000ドル、32%が2000ドル以上もの節約ができたと報告している例もある。また、利用者の74%が2週間以上、25%が1カ月以上交換先の家に滞在しており、このシステムは特に長期の旅行者に向いている。

第二に、ホテルでの宿泊では体験できない他の国の日常生活文化を体験できること。パック旅行の添乗員ではまず知りえない、地元のお店やレストランなど穴場の情報を知ることができる。多くのホーム・エクスチェンジ・サービスでは会員になるとインターネットで一度に、そしてリアルタイムで他人の情報を取り出すことができる。 こうしたメリットから、ホーム・エクスチェンジという形態は、欧米では歴史もあり、かなり浸透してきており、利用者は数万人から数十万人に及ぶといわれている。

(本文より抜粋)

 

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