第三の場所

高齢者意識の薄いシニアのためのスターバックス「マザー・カフェ・プラス」
 
  2003年5月号 第4回
村田裕之

高齢化の進展にもかかわらず、全国各地にある老人クラブへの参加者が減っている。
参加資格である60歳を過ぎても参加しない人が増えているためだ。

現状の高齢者の定義は65歳以上。
しかし、65歳を過ぎても高齢者意識の薄い
「高年齢者」が増えている。
このような事情はアメリカでも同じで、
日本の老人クラブにあたるシニアセンターは
「高齢で弱った人の行く所」というイメージが
強く、利用者が減っている。

その一方で、リタイアした人は、
何らかの 社会的つながりを求め、
職場にかわる居場所を得たいと思っている。
しかし、自分にとっての適当な場所探しは容易ではない。

このような人向けに従来のシニアセンターと異なるサービスを提供し、
「新しい高齢者」の人気を博しているのが
「マザー・カフェ・プラス」(Mather Cafe Plus:MCP)という新業態のカフェ・レストランだ。

MCPのコンセプトは、いわば「シニアのためのスターバックス」。
地域の年長者にとっての気軽な「行きつけの場所」となることが目標だ。
現在シカゴ北部で3店舗展開し、今秋もう1店舗増やす予定。

「シニアのためのスターバックス」の実現の裏には、
多様な顧客ニーズを迅速に取り入れ、サービスに転換できる、
きめ細かなフットワークがあることに注目したい。

(本文より抜粋)

 

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