村田裕之関連  
いくつになっても脳は若返る
年齢を重ねてこそ湧き出る積極的な力 
村田裕之
ダイヤモンド社 1680円(税込)
   
■著者からのメッセージ
 

「人はいくつになっても変われる」「何かを始めるのに年をとりすぎることはない」――こうしたセリフは、これまで多くの識者によって繰り返し語られてきました。しかし、その大半は科学的な裏づけの無い単なる“精神訓”として語られてきたものです。

ところが、本書は、脳科学の最先端の研究成果と著者の精神科医としての35年の臨床経験とを結びつけることで、年をとることの肯定的な意味を、説得力をもって語っています。このような書は過去にほとんど例がありません。

人が年をとっても成長し続けられるのは、成人した後でも脳の神経細胞が新たに生成され続け、脳の構造がダイナミックに変り続けるためです。このことが科学的に立証されている事実は、脳科学者には知られていても、一般の人にはほとんど知られていません。

著者は、そうした最先端の研究成果を示すだけでなく、それが中年期以降の人の知的能力の発達にどのような意味があるのかを自身の何千人ものインタビューと関係づけています。いわゆる専門家が特殊な“専門用語”で自分の“専門分野”だけを語る例は枚挙に暇がありません。しかし、本書は、脳科学の話から始まるものの、そうした科学分野の話だけに留まらず、退職者のリタイア後の有意義な生活や後半生で創造性を発揮するライフスタイルの提案にまで及んでいます。これはきわめてユニークな啓蒙書です。

■書評

中高年にさしかかり、物忘れが多く「顔はわかるが、名前が出てこない」といった場面に遭遇する人も少なくないはず。“老境への招待状”を手に、うなだれることなかれ。学習しだいで脳は若返ることを全米屈指の精神科医の著者が証明してくれるのが本書だ。

成人後も、脳細胞は新たに生成され、常に変化することが科学的研究結果でも立証され、年をとる過程は「衰退の段階」ではなく「発達の段階」ととらえることが重要だと説く。知力については、大きな潜在能力がありいかに目覚めさせ活用すればよいのか、多くのインタビューをもとにさまざまな戦略法を提案する。創造性についても、60代後半から力を発揮した浮世絵師、葛飾北斎を例にあげ、老年期の底力を見せつける。「ゲームやパズルをする」や「未知の分野の講習会に参加してみる」など、「リタイア後に心身の健康を保つ10カ条」も具体的で役立つ。

− 日本経済新聞 ホンのさわり

「アンチエイジング」とか「加齢対策」とか、この頃、食材、化粧品、ゲーム 機などでよく使われる言葉がある。そこには、年をとることは、全てにおいて いいことはなく、「年をとってもできるだけ身体や脳の機能が落ちないように しよう」という文脈がある。

しかし、最近の脳の研究では、どうやら私達が常識と思っていたもの、つまり 上手に年をとるには、心身の衰えをなんとかしてくいとめるしかない、という 考えは、どうやら間違っている!らしい。 本書では、歴史にのこる著名な人(フロイトの有名な論文は65を過ぎてから だった・・・、ダーウィンの種の起源は55歳で出版された・・)や、年をと ってから大きくはばたいた一般の人の活躍が紹介されている。そして、どうや ら、「年をとっても」ではなく、「年をとったからこそ」という文脈で語った 方がよいことがわかってきたのだ。

社会負担の増加など、高齢化社会の影の部分がかまびすしく喧伝されるこの頃 、こうした元気のでる研究はうれしい。 脳の研究はだいぶ進んできたが、まだまだ間違った常識があるという。例えば
x 脳が新しい神経細胞を生成することはない。  
x 年長者の脳には、若年者と同等の学習能力はない。  
x 神経細胞の結びつきは、生涯、相対的に固定されている。

これらは、みーんな間違い! 最近の研究では、脳は年齢を重ねても新たに脳 細胞を結合し新たな記憶を作るばかりでなく、まること新しい細胞も生成する のだという。ぉおー!

そして間違った常識を打ち崩すためにも、元気で創造的な諸先輩がいっぱいい る社会になってほしい。そのためには、人とのつながり、継続することの大切 さ、恩返しによる満足感・・などいくつかのヒントが書かれている。 これから、定年を迎える50代以上の方必読書!

定年、リタイアメントといったものは、現在、社会的にも心理学的にも見直さ れ、再創造されているところだという。団塊の世代がバガっとリタイアする2 007年問題等で植えつけられた間違った“常識”を抜け出し、高齢社会の正 しい理解と生き方を認識すべきときのようだ。 これから定年を迎える方、しばらく先の方、ずっと先の方、そろそろ高齢社会 のパラダイムを変えるときかも。 終わりではなく、始まりなんだ・・という思いこそ、大切かもしれない。

翻訳者の一人村田さんは、  加齢(エイジング)を「善」か「悪」かの二元論的思考で見るのではなく  「善」も「悪」も超えた弁証法的思考で捉えるべき という。なるほど!

常識を超えた、すばらしい高齢社会をつくろうじゃぁありませんか、諸先輩!

− Webook of the Day 「今日の一冊」


アンチエイジングという言葉が脚光を浴びているが、この言葉は年をとることを「衰退の過程」と捉えるネガティブな見方に基づいたもの。これに対して本書は第一線の精神科医が、年をとることを真の成長をもたらし得る「発達の段階」であることを、最新の研究データや「年をとってから」活躍した有名無名様々な人々のエピソード(65歳過ぎに論文を発表したフロイト、94歳で開花したアーティストなど)を織り交ぜながら解き明かしている。

本書で述べられる多くの「加齢に関する新事実」は、定年やリタイアメントの意味を問い直す。これからは退職者のお金のプランに加えて、時間のプランのための社会的ポートフォリオを作ることも大切だと指摘。FPとしても読んでおきたい一冊だろう。

− FPジャーナル 情報マーケット

加齢を無条件にイヤなことだと受け止め、「アンチエイジング」の言葉にすがることで心身の衰えを何とか食い止めようとする現代人。本書では、「年齢を重ねてこそ湧き出る積極的な力」があることを科学的に証明し、「あなたの脳は衰えない」と勇気づける。これからの高齢者の真の姿を知ることは、超高齢化社会における流通ビジネスのあり方にも大きな示唆を与えるだろう。

− Chain Store Age 注目新刊

成人の脳でも新たな細胞が生成され、知的能力は中年期以降でもピークを迎えることを科学的に証明し、年齢を重ねながら創造的に生きる方法を説く。

− PHPほんとうの時代 新刊案内

年重ねるほど創造性は増す  注目の邦訳版刊行

わが国初の試みとなるカレッジリンク型シニア住宅(本紙11月号1面で紹介)に取り組む財団法人社会開発研究センターの村田裕之理事長が共訳に携わった『いくつになっても脳は若返る』(A5判254ページ=ダイヤモンド社)がこのほど出版された。

ジョージ・ワシントン大学加齢健康人文科学研究センター所長のジーン・D・コーエン教授著『The Mature Mind』の日本語版。脳科学の最先端の知見と精神科医35年の臨床経験から「年を重ねるほど問題解決能力や創造性が身につく」ことを明らかにしている。村田氏は「加齢を食いとめるアンチエイジング論とは違って視野が広い」という。野田一夫・多摩大学名誉学長が監訳、日野原重明・聖路加国際病院理事長らが推薦文を寄せている。

− フロンティアエイジ

加齢イコール成長

成人したあとも、脳の神経細胞が新たに生成され続けるなんて、本書を読むまで知らなかった。脳科学者の聞では常識となっている科学的に立証された事実なのだそうだ。はるか昔に学校の先生に、「大人になったら脳の神経細胞は死滅する一方なのだから、今のうちに一生懸命勉強しておけ」と言われたことを今の今まで信じていたが、それはすでに1960年代に実証的に覆された誤った認識だったのだ。

本書は老人医療の権威がこうした科学的な事実と長年の臨床経験をもとに「人間の脳機能は年をとるとともに高度化する」ことをわかりやすく解き明かす。それだけではなく、仕事をリタイアしたあとも、有意義で積極的で創造性のある生活をするためのライフスタイルの提案をさまざまな事例を挙げながら試みている。

本書を読むと、人間は寿命が尽きるまで、加齢イコール成長なのだと悟る。昨今、多くの企業が年齢や経験を軽視した成果主義を導入し、その失敗に気づいて修正し始めていることとも大いに関係かあるだろう。

− フジサンケイビジネスアイ ほん

「加齢に関する新事実」――加齢のプロセスを避けられない「衰退の段階」ではなく、真の成長をもたらしうる「発達の段階」として捉えたところに、本書独特の光明がある。なおかつ、それは脳科学の最先端の研究成果と著者の精神科医としての長年の臨床経験とを結びつけた、実証から退職者のリタイア後のライフスタイル提案までのストーリーとして発展する。

しかしながら読み進めるうちに、退職者向けの啓蒙書という範疇にとどまらず、こうした世代をターゲットとする商品開発のマーケティングプランのヒントが随所に散りばめら れていることに気づく。特に、本書の後半で述べられている“リタイアメント”に開する実証は興味深い。

本書はアメリカで発刊された『The Mature Mind』の翻訳版であり、訳者でありシニアビジネス分野の第一人者でもある村田裕之氏は巻末でアンチ“アンチエイジング”を唱える。住宅・サービス産業などさまざまなシーンで、新しいビジネスモデルの発掘が期待されるところだ。

− 月刊レジャー産業資料 book review

最近「脳カトレーニング」に対する関心が高い。年を取ると記憶力が低下したり、思考の柔軟性が落ちたりすることに危機感を抱く人も多いからだろう。しかし、脳の“衰え”だけに着目するのは一面的な見方であることを本書は教えてくれる。

例えば、葛飾北斎の「富嶽三十六景」が還暦を過ぎてから制作されたように、創造性は後半生で最大限に発揮されることも多いのだ。

本書は“脳力”に関するさまざまな誤解を科学的見地から正し、中高年になってからも、生き方次第で脳は限りなく成長を続けることを示している。老齢におびえる中高年にとって、勇気づけられる話も多い。

もちろん、漠然と時を過ごしても脳が発達するというような、虫のいい話ではない。人生の発達段階に応じた自覚的な取り組みこそが、成長の原動力であることには注意したい。

− 商工ジャーナル 気になる本

加齢のプロセスは衰退ではなく発達

最先端の脳科学研究成果と臨床経験とを結び付け、後半生の創造的ライフスタイルを提案する「いくつになっても脳は若返る 年齢を重ねてこそ湧き出る積極的な力」がダイヤモンド社から発刊された。 ジーン・D・コーエン著、訳者は社会開発研究センター理事長の村田裕之氏ら。

高齢者の脳や知力には、大きな潜在能力があると科学的に証明されている。加齢のプロセスを「衰退」ではなく「発達」の段階としてとらえ、年齢を重ねたからこそ、いかに心理的に成長し創造的に生きていけるかを分かりやすく説いている。

− 介護新聞 本

空前の<脳>ブーム。衰えを感じ始めた中年以降の人たちは、老後をぼけずに過ごしたいとばかりに、ドリルなどで衰えをくい止めようと必死だ。本書は、そんな中高年に対し、「大丈夫、あなたの脳は衰えない」とまず一言。実は、中高年の脳や知力には大きな潜在能力があることが科学的に証明されているという。

筆者は、最先端の脳科学の研究成果と自らの精神科医としての35年の臨床経験とを結び付けることによって、「年齢にかかわらず」ではなく、「年齢を重ねたからこそ」、いかに心理的に成長し、創造的に生きていけるかを語りかけるように説く。

弊誌1日号にて「アメリカ社会に学ぶ『成熟社会』で伸びるビジネス」を連載している村田裕之氏が翻訳を担当している。

− 先見経済 先見メディア探訪

本紙連載中の「保険業とジェロントロジーとの接点」の筆者、村田裕之氏訳による注目の書。著者は、Who’s Who In Americaの「Best Doctors In America」の一人で、米国ジェロントロジー学会長も務めたジェロントロジー分野の第一人者。冒頭に「姥捨て山伝説」や葛飾北斎の晩年の作品について触れるなど日本の事情にも詳しい。

「人はいくつになっても変われる」「何かを始めるのに年をとりすぎることはない」といったせりふは、これまで多くの識者によって繰り返し語られてきたが、その大半は科学的な裏付けのない単なる“精神訓”だと言う。人が年をとっても成長し続けられるのは、成人した後でも脳の神経細胞が新たに生成され続け、脳の構造がダイナミックに変わり続けるためである。

このことが科学的に立証されている事実は、脳科学者には知られていても、一般の人にはほとんど知られていない。著者は、そうした最先端の研究成果を示すだけでなく、それが中年期以降の人の知的能力の発達にどのような意味があるのかを自身の何千人ものインタビューと関係づけている。

いわゆる専門家が特殊な“専門用語”で自分の“専門分野”だけを語る例は枚挙にいとまがない。だが、同書は、脳科学の話から始まるものの、そうした科学分野の話だけにとどまらず、退職者のリタイア後の有意義な生活や後半生で創造性を発揮するライフスタイルの提案にまで及んでいる点がきわめてユニークである。

まもなく還暦を迎える団塊世代にとって後半生をいかに充実して過ごすかは大きなテーマだ。年金や医療、介護などの不安が常に付きまとう一方、心身ともに健康で知的な生活を切望しているのも事実だ。そういう人たちにとって、同書は、後半生における人間の可能性について、静かに、やさしく、説得力をもって語りかけてくれる。

高齢社会の進展で、保険業にもますます新しい顧客サービスが求められている。啓発書として優れているだけでなく、ワンステップ上のヒントを得たい人にとっても必読の書だ。

− 保険毎日新聞 新刊紹介

訳者の1人村田裕之氏は本紙好評連載「社会変化が生み出す新事業」の著者。同氏は本書を訳す動機について「人が年齢を重ねていくことの意味を深く考えるための示唆に溢れている。この示唆を多くの方におつたえしたい」とネット上で綴っている。年齢を重ねてこそ湧き出る積極的な力があることを本書は教えてくれるのだ。

著者は、ジョージ・ワシントン大学加齢健康人文科学研究センター長で、脳研究の世界的権威者である。最先端を走る第一人者が最近の研究を紹介しながら「脳は若返る」ときっぱり断言するのだから説得力は十分。

話は高齢者の脳に関する従来の常識を完全に否定することからはじまる。@脳に新しい神経細胞は生成しないA年長者の脳には若者と同等の学習能力はないB神経細胞同士の結びつきは生涯にわたり絶対的に固定されている――など脳科学の常識とされてきた説が、この20年間の研究により完全に否定されたと著者は強調。年齢を重ねた脳には実は大きな潜在能力が秘められている。だから著者は「加齢とは最も広義の人間能力の発達を継続させ、活力を与え、報いるもの」と定義する。

人間は育った文化の違いに関係なく人生の後半生4つの心理的発達段階があるという。この発達段階があるからこそ、高齢になっても数々の偉業を人は成し遂げ、創造的な仕事に取り組む。本書の魅力のひとつに有名無名を問わず、そうした人々のエピソードが無数にちりばめられていることだ。

年齢をごまかして80歳まで働いた女性。96歳で建築コンペに参加した男性。122歳まで生きた世界最高齢の女性は85からフェンシングを始めた。全ては年齢を重ねた脳に、潜在能力が備わっているからだ。

そして著者は脳の発達に大切なのは社会や人とのつながりだと説く。だからこそ「リタイアメント」後の人生が高齢者にとって鍵になる。「リタイアメント」に1章割かれたのはその重要性を強調したかったためだろう。

村田氏は解説でこうしめくくっている。「エイジングをくい止める“アンチエイジング”にこそ価値があるという論が近年かまびすしい。しかし本書を読めば、このような考え方が、いかに視野が狭く、人間の潜在能力を矮小化した見方であることか、よくおわかりいただけるだろう」。本のオビには聖路加国際病院院長の日野原重明氏と東北大学加齢医学研究所教授の川島隆太氏の賞賛の言葉が載せられている。読み終わると両氏が賞賛したのも納得できるだろう。

− シルバー産業新聞 本のご案内

成人したあとも、脳の神経細胞が新たに生成され続けるなんて、本書を読むまで知らなかった。脳科学者の間では常識となっている科学的に立証された事実なのだそうだ。はるか昔に学校の先生に、「大人になったら脳の神経細胞は死滅する一方なのだから、今のうちに一生懸命勉強しておけ」と言われたことを今の今まで信じていたが、それはすでに1960年代に実証的に覆された誤った認識だったのだ。

本書は老人医療の権威がこうした科学的な事実と長年の臨床経験をもとに、「人間の脳機能は年をとるとともに高度化する」ことをわかりやすく解き明かす。それだけではなく、仕事をリタイアしたあとも、有意義で積極的で創造性のある生活をするためのライフスタイルの提案をさまざまな事例を挙げながら試みている。

本書を読むと、人間は寿命が尽きるまで、加齢イコール成長なのだと悟る。昨今、多くの企業が年齢や経験を軽視した成果主義を導入し、その失敗に気づいて修正し始めていることとも大いに関係があるだろう。

− Iza 書評

■目次

序章 年をとるのは悪いことばかりじゃない

第1章 間違いだらけの脳の「常識」

  機転が利くのも年の功
  脳と知力はコインの裏表
  間違いだらけの脳の「事実」
  学ぶことであなたの脳は変化する
  記憶とは細胞どうしの「結びつき」
  年齢と関係ない脳の「可塑性」
  経験を積み、学び続けると神経細胞の構造が変わる
  遺伝子だけでは決まらないあなたの知力
  七一歳女性の潜在的な脳の力
  成人後でも脳細胞は新たにつくられる
  白血病が「障害」から「挑戦」になる
  年をとると性格が円くなる理由
  年齢を重ねると、あなたの「感情」は安定する
  「扁桃体」と「性格」との密接な関係
  年長者は脳の多くの場所を同時に使う
  なぜ、年をとると自分史を書きたくなるのか?
  脳の「フィットネス」で、あなたの脳は健康になる

第2章 年をとったら、「発達性知能」がものを言う

  あなたは、死ぬまで「発達」する
  成長のきっかけは「衝動体験」
  成長の原動力は「インナープッシュ」
  「インナープッシュ」は枯れない泉
  すべての人にある「発達性知能」
  「三つの思考形式」を習得すると成長する
  知恵とは発達性知能の表れ
  発達性知能は成長のバロメーター
  年齢を重ねると感情をコントロールできる理由
  あなたの性格も人生も変えられる
  不完全なエリクソンの「発達理論」
  現実を動かす「インナープッシュ」
  感情が発達性知能に果たす役割
  息子との和解をもたらしたもの

第3章 「ミッドライフ・クライシス」の誤解

  後半生には「四つの発達段階」がある
  人によって発達段階の「時期」は異なる
  誤診で花開いた私の発達性知能
  無視されてきた後半生での発達
  再評価段階で向き合う「自分の死」
  なぜ、ベストセラー『ルーツ』が生まれたのか?
  「ミッドライフ・クライシス」の誤解
  中年期にはポジティブな変化が現れる
  再評価段階に脳はどう変化するか?
  中年期に起こりやすい価値観の変化
  昔の夢に再挑戦できる
  解放段階で人生は再び輝く
  いまさら誰かに自分の能力を示す必要はない
  「リタイアメント」と解放段階との関係
  解放段階だから勇敢になれた女性
  いまやらずに、いつやるのか?
  心の声は誰にも止められない
  再評価段階と解放段階に創造的になる理由

第4章 年齢を重ねた人だけが持つ生きる喜び

  まとめ段階には「自伝」を残したくなる
  脳全体の活用が「回顧行為」を楽しくする
  まとめ段階には世の中に「恩返し」したくなる
  回想法による「まとめ」の重要性
  七七歳で解決した若い頃の「未解決課題」
  五〇年のギャップを埋めたベルディ
  五〇〇人の「まとめ作業」は社会的遺産となる
  無数のテーマが集まるアンコール段階
  アンコール段階は精神のバイタリティの時期
  一〇〇歳以上の人には健康な人が多い
  アンコール段階の不思議な力
  九四歳から開花したアーティストの才能
  アンコール段階のピアノ演奏で輝いた母
  「最初」の一〇〇年間

第5章 使い果たすことがない脳の記憶容量と知恵

  尊敬されていた原人の「長老」
  年長者の「知識」が重宝された理由
  知恵と「ポストフォーマル思考」
  複雑な問題解決に有効な思考スタイル
  なぜ、ダーウィンは大発見ができたのか?
  ポストフォーマル思考が「直感」を重視させる
  年齢をごまかして八〇歳まで働いた女性
  アンコール段階の「知恵」の源泉
  神経細胞の結びつきの変化が知恵を生み出す
  知恵の基礎としての「記憶」
  脳の記憶容量を「使い果たす」ことはない
  「作動記憶」と「長期記憶」
  「手続的記憶」と「宣言的記憶」
  記憶とは「結びつき」の現象
  アルツハイマー病でも失われることが少ない「二種類の記憶」
  「流動性知能」と「結晶性知能」
  人類の最長老から学ぶ「生きる喜び」

第6章 社会とのつながりが生命線

  世代間交流が「脳力」を刺激する
  間違っていた過去の理論
  九六歳で建築コンペに参加した男
  後半生の四つの段階で成長する「社会的知性」
  社会的知性の成熟でよい選択ができるようになる
  男女の違いと社会的役割
  校長との対立と、妻との対立を乗り越えた男
  「社会的ポートフォリオ」のすすめ
  六六歳でマネジャーをクビになり、講師に転向して成功した男
  脳卒中で倒れてから甦った語り部への情熱

第7章 変わる「リタイアメント」

  時代遅れの言葉
  「終わり」ではなく「始まり」
  活動か休息か
  上昇するリタイアメント年齢
  二一世紀のリタイアメント研究
  新たな峠を登る時期
  レッスン1 時間のプラン
  レッスン2 地域の支援
  レッスン3 バランスのよい「社会的ポートフォリオ」
  レッスン4 長くやれば、はまっていく
  レッスン5 繰り返しの力
  レッスン6 親友づくりの難しさ
  レッスン7 「恩返し」が生む満足感
  元情報局職員の「恩返し」
  レッスン8 生涯学習の重要性
  お金をかけない学習方法
  リタイアメントの「準備指数」
  リタイア後に心身の健康を保つ「一〇か条」

第8章 創造性を引き出すもの

  七〇歳のアカデミー賞候補
  創造性は年齢にかかわらず開花する
  「大きな創造性」と「小さな創造性」
  創造性の方程式
  後半生における創造性の「三つのパターン」
  遅咲きの人たち
  早咲きの人たち
  喪失体験が引き金となった人たち
  創造性が健康をつくる
  芸術活動が病気を予防する
  「コントロール感」が免疫システムを強化する
  人とのつながりが支えになる
  継続こそ力なり
  運命は自分で切り開ける

監訳者あとがき

解説

推薦のお言葉

「終わりよければすべてよし」とのシェ―クスピアの教えをどうしたら実現できるか――
そのコツがこれほどまでに鮮明に書かれた本はない

聖路加国際病院理事長 日野原重明

いくつになっても学習すれば、人は成長するという本書の主張に共感した

東北大学加齢医学研究所教授 川島隆太


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